2012-03-18

Linux移行の踏ん切りがつかない

Linuxへの移行は必須である。もはやWindowsはプログラマーにとって快適なOSではない。clangのサポートも悪い。私はこれでもプログラミングをかじっている人間であるし、必要であればCUIにも抵抗はない。Live CDで試したところ、UbuntuのGUIは初心者にも使いやすい印象を受けた。では、なぜまだ私はWindowsを使っているのか。どうも踏ん切りがつかないのだ。

なにしろ、Winodowsは10年使ってきたOSである。勝手が分かっている。しかし、Linuxは未だに慣れぬOSである。どうもこの件に限っては、新しい環境に移行するのがためらわれる。プログラマーとしてはなかなか褒められたものではないが、しかし、プログラマーも人間である非常、やはり変化を嫌う。そうでなければ、CやC++などとっくに滅びていて、もっと使いやすい文法で同等機能を提供する言語が生まれていたことだろう。

ともかく、Windows NTからUnixへの移行はなかなか大変だ。Cの標準ライブラリは、いってみれば、POSIXのサブセットみたいなものなのだが、POSIXはもっと広い。いま、色々と読んでいるが、やはり全体像をつかむだけでも数年はかかるだろう。

The Open Group Base Specifications Issue 7
The Open Group Base Specifications Issue 6

Win32 APIの感覚をつかむまでにも数年かかったことを考えると、まあ、状況は10年前に戻ったわけだ。それにしても、当時といい今といい、私は第一級の資料を参照しなければ気が済まない性質があるようだ。Win32 APIの場合はMSDNだ。

それにしても、つくづく私は回りくどいことが好きと見える。結局、Win32 APIやPOSIXを学んだって、それを直接使うことはない。普通は、有名なクロスプラットフォームのライブラリを使う。だから、そういう低レベルな層について学ぶ必要は、本来ないはずなのだが、どうしてもやめられない。

1 comment:

SS said...

VirtualBoxなどでWindowsも使いつつでいいんじゃないですかね。
別にどれか一つにしないといけないわけでもないと思いますよ。