2008-01-22

義務教育はよかった

 義務教育は幸せだったと、最近思う。とにかく、結果が分かりやすかった。とにかく、勉強すれば、テストで点を取れた。暗記すれば、それでよかった。反復練習が実に効果的なので、時間さえかければ、高得点が出せた。  それがどうだ、二十一歳の今になって、そういう分かりやすいモノサシはない。  英語が読める。とはいっても、英語が読めたからといって、何か特別なことはない。英語が読める結果、日本語の参考書には皆無の、テンプレートメタプログラミングを学べたり、Boostも躊躇せずに使えるし、何人かの有名なMS社員のブログなどを読んで、Windowsへの理解を深めたりできる。もちろん、それだけではない。例えばかの有名なアニメ、サウスパークで大爆笑できたり、doom9に書いてある有益な書き込みを拾い読んでは、動画をより効果的にエンコードすることもできる。  英語が抵抗なく読めることは、低学歴の身としてはありがたいが、これも別に、母国語が英語だったという楽な話ではなくて、六年間も、英語漬けになっていた成果だ。背景は地道な努力に過ぎない。  今は、平家物語を読んでいる。これが小中高ならば、古文のテストは、さだめしいい点が取れたに違いない。しかし、いまはそんな分かりやすい評価は存在しない。ただ読んで、教養を深めるしかない。例えば、「祇王と仏御前は萌え~俺の嫁だろwwwJK」とか、「西光法師ってハードボイルドな奴」とか、「重盛SUGEEEE」だとか、そういうことが自然に口から出てきたとしても、所詮それだけのことだ。誰も評価してくれない。  さて、そんなことより、仕事を見つけなければならないのだが、どうもやる気が出ない。如何せん。  

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